2020年の振り返り

COVID-19の感染拡大の影響で、人生で、家から一番出なかった一年っぽい。

とはいえ通学他の移動時間がなくなったことで、体力的・時間的に動ける時間が増えて、使える時間が増えたので、結果的に良かった面もありそう。良くなかった面は、当然他人と現実世界で会えなかったので、コミュニケーションが色々な人とは上手にできなかったこと。

今年やったことは雑には

に分けられるので、それぞれについて雑にまとめる。

研究

まず、偉いのは卒論を書いて卒業したこと。1月はずっと卒論に従事していた。 今の時期になってかなり気づいたが、卒論で頂いたテーマはかなり良かった。というのも、もちろんその後refine(これも6月頃1ヶ月ほどやっていた..)して会議に通ったのも良い点だが、それ以上に「論文の執筆のいろは」を含め色々なことに理解が生える良いジャンプ台だった気がする。実際今の研究に大きく繋がっている(今の研究がうまくいくかはわからないが)。

卒論、会議論文執筆 + 研究発表を通して分かったことだが、かなり英語が破滅している。 なので、目下の課題としては英語能力の向上を図っている。

社会方面

今まで大きな企業で働いたことがなかったが、さすがに社会を知らなすぎるとヤバい気がしたので、インターンに応募し、LINEで6週間働かせてもらった。実際コードを書くのは楽しいし、LINEのサービスの一端に関わっている感があって良かった。内容は、https://engineering.linecorp.com/ja/blog/internship-report20-hypervisor-update-system-with-kubernetes/ にまとまっている。

実際最規模なクラスターに対する処理を(理論上考えることはあれど)実際に書くことは今までになかったのでかなり貴重な経験だった。

あと、地味にGSoCでlibvirtプロジェクトの一端に携わり、LINEでOpenStack + Kubernetesに紛いなりにも携わった(おこがましいか?)ので、そっち方面の経験があるということで就職できないかな。厳しいですかね。

CTF

多分今年は今までで一番真面目に参加したCTFが多かった

  • PlaidCTF
  • Spam And Hex CTF
  • CTFZone Finals
  • DEFCON Quals
  • Google CTF (+ Hackceler8)
  • TokyoWestens CTF
  • Hack.lu
  • Dragon CTF
  • HITCON CTF
  • ASIS Finals

WriteupsのいくつかはGitHub にまとめた。

特筆すべきは、今年は、TSG外チームとの合同チームで参加したCTFもいくつか(shibad0gsでSpamAndHex, DEFCON、I use BingでGoogle CTF)あってこれもかなり良かった。I use Bingは日本人以外の人々との交流に繋がったし、僕自身の貢献は微々たるものだったが、Google CTF Finals相当(?)の大会で、2位にもなった。そういえば動画が公開されるらしいって聞いたけどどうなったんやろ。 割とTSGに引きこもりがちだったが、他のチームの人々との交流があるとやる気に繋がって良い。実際その影響でこれだけCTFやった面も大きい。

作問も結構した。

  • TSG CTF
    • Beginner's Pwn
    • Detective
    • std::vector
    • (Karte with kirby)
  • SECCON CTF
    • Yet Another PySandbox
    • Yet2 Another Python Sandbox
    • mlml
    • Fixer
  • TSG Live (誰も得しないけど、地味にちゃんとした問題作ったんですよ)
    • one bytes man (と仲間たち2問)
    • getting over it

それぞれ問題に若干のエピソードあり、割とどの問題も気に入っている(正確にはどれももう少し洗練すべきだったが)ので全部(多分)思い出せた。去年よりは上手になったと思うが、納得行くような問題は作れていない。来年も何問かは作りたい。

作問者側エピソードで言えば、SECCONの作問でzer0ptsの人々やSECCON各位とワチャワチャしたのは楽しかった。地味にsecurity campに1億年前に参加した時にpwnの講義をしていただいた岩村さんと同じ作問者側になっていたのもちょっとエモかった(直接は話さなかったが)。

あとCTFに分類されるわけではないが、FetchDecodeExecWriteとして、ISUCONに今年も出た。akouryyくん、くっきーさんが強いので正直僕の貢献がどれほどあるのかわからない。というか、今年は特に本戦の最後でNginxちゃんと分散させておけば賞金に手が届いていたっぽかったので、これをしなかった僕はカスです。ごめんなさい。まあでも個人的には人々とワチャワチャできたので楽しかったと言ったら怒られるだろうか。

来年(今後)

来年は海外に行けるようになるのだろうか、とりあえず夏休みくらいからは大学には行きたいところではある。

就職活動はするが、大学で研究を続けたいという気持ちも強いので、人生レベルで難しい決断をそろそろしないといけない、厳しい。そもそも欲しいと言ってくれる人がいなければニートになるわけだけれど...

就職活動と並行して今やっている研究を早いところ一定の形にしたい。そういうことを考えるとCTFを毎週末している場合ではないんですが、、とはいえTSGCTF3は開催したいね。

補足

投稿する前にふと去年の総括を見てみたら、一昨年の総括に対する去年の総括での言及が面白かった。

来年の目標として一つあるのは、ある程度ちゃんとしたCTFにおいて最終的にsolver数一桁になるような問題を適切に解いていきたい。最近CTF終わった後いつもそういう感想になる。あとは基本的に研究に取り組みたいなとは思う。個人的な意見としては楽しいと思う。

残念ながら厳しかった。挑戦はしているんだけどね。特にTSGでやっているときは、比較的簡単めの問題にそれなりに時間を使ってしまうのでなかなか難しい問題に使う体力が残っていないがち。とはいえそれは言い訳で、I Use BingででたGoogle CTFのmathshや、shibad0gsで出たときのDEFCONのsupersecurecalcあたりは解きたかったんだけど、これは解けなかったので、結局自力が足りないのでは。

去年の総括を見ていると

地下は太陽が無いのでやはり太陽にあたっていくあたりから挑戦するべき、あとは英語精進をしないと死にそう。

という記述があったが、研究室が地上になったことで必然的に前者はある程度達成できるようになった。西日は眩しい。後者は今もなお問題で、実際に死んでいる。

らしいが、残念ながら研究室にいけなくなったことで太陽を浴びなくなってしまった。これは良くないことです。英語精進は分かる。個人的には去年のこの記事を書いていた頃よりは明らかに英語の能力は向上しているので、その点で進捗はあるはず。TOEFLでも受けて数字として理解できるようにしようかな。

人間、人生を考えすぎなので僕も考えなきゃいけないのかなという気持ちになってきた

人生よくわからん。いずれにせよ、来年は就活的なものが発生したりしなかったりするのかもしれない、考えを先送りにしている

こまりました..

にしても去年CPU実験やGSoC言及してるけど1億年くらい前の話な感じがする。